お知らせ・コラム

2017.07.29
お知らせ
土用の丑の日に来た土用波

連休で伊豆に行ってきました

最近はおかげさまで仕事が増えておりまして、なかなかコラムを更新できなくなってしまっています。例年はゴールデンウィークが終わり梅雨に入るころには、不動産・住宅業界は少し落ち着いてきて、お客様からのお問い合わせや流通も減ってきます。他の同業者さんに話を聞くと例年通り物件が動かなくなってきたという方もいれば、5月以降も物件が動いているという方もいます。

弊社では取り扱っている新築物件の現場が完成してきたということもあり、6月からこの7月に入ってもお問い合わせや、ご成約にまで至っていただけたお客様もおりとてもありがたく思っています。

そんななか少し落ち着いたので普段は水曜日が定休日なのですが、子どもたちが夏休み入ったということもあり一足早く連休を取り7月25日から1泊で伊豆に出かけてきました。


昔の人は土用波と言った大きな波

土用の日って言うと連想するのはやっぱり「鰻」がポピュラーなんでしょうか。なんでも土用の日って春・夏・秋・冬の直前18日間を指すんだそうです。四季から二十四節気だとかが有って、更にその間に土用の日なんてのも有るなんて暦というのは結構奥が深いですね。そんな1年間に何度かある土用の日で一番有名なのが土用の丑の日ではないでしょうか。今年は関東地方では空梅雨でしたが、例年ですと梅雨が明けて夏真っ盛りになる頃スタミナを付けようということなんでしょうが、何かを理由に何かイベントをやるのは日本の国民性なのかもしれません。

土用の丑の日といえば鰻ですが、私はサーフィンをやることもあり土用波という言葉を知っていました。この土用波も鰻同様昔からの言葉で、ちょうど梅雨が明けた7月下旬頃にはるか遠洋で発生した台風のうねりが、日本の沿岸に届くことを天気予報なんて無かった時代から、昔の漁師たちの間では知られていたようです。

そしてちょうど土用の丑の日である7月25日には、暦どおりの土用波が伊豆の白浜に届いていました。大きな波はサーファーのような人種には歓迎されますが、一般的には危険な波以外のなにものでもありません。子どもなどは立っていても波にさらわれてしまったりするので、一部海水浴場になった浜にはライフガードが緊張感を持って警戒をしながら海水浴客の監視をしていました。私も子どもたちが事故の無いようにスープ(白波)で遊ばせるのには結構疲れました。



今後もなるべく自然災害が少ないことを祈って

土用波ははるか遠洋の台風が起こす波なので直接日本列島に悪影響を及ぼすことは少ないですが、既に大分県や秋田県などで起きている自然災害により被災された方も多数います。この後秋に向かい台風は直接日本にやって来ますので、災害が無いことを祈りたいですが、自然の力はとても大きいことをニュースを見るたびに痛感させられます。

不動産・住宅の業界では地震災害や、水災などはとても関係があります。例えば最近の大雨によってテレビの緊急テロップでも流れる「土砂災害警戒情報」これは近年増えた土砂災害によって国や県が指定する「土砂災害警戒区域」や「土砂災害特別警戒区域」に基づきます。不動産の売買においては重要事項説明時にその区域内か否かを説明する項目もあります。他にも「造成宅地防災区域」や「津波災害警戒区域」などの説明があり、年々法律の整備により新たな説明をする項目が増えています。

自然災害は昔から続いていることなのでしょうが、それだけ自然災害の被害が増えているということなのだと思います。不動産や住宅を扱う者としては自然現象や暦による考え、昔からの言い伝えなどはとてもためになり現代でも十分に理解をし勉強する必要が有るように感じました。