お知らせ・コラム

2016.08.04
お知らせ
うちなーへちゃーびらさい 1日目

沖縄に約25年ぶりに行ってきました

梅雨が明けました。「暑いですね~」があいさつの言葉になりますね。関東地方は水不足も心配ですが、一方で大雨による水災も心配になる時期で、なかなか人間の勝手には暮らせません。

そんな夏本番に入るこの時期、はっきり言って家はあまり売れません。そんなにはっきり言っていいの?って感じもしますが、1年間通したら一番流通は鈍くなるのではないでしょうか。まず業者が夏休みモード全開です。総会やら暑気払いやらいろいろな理由で早々に仕事を上がらせていただきます。(そうでない会社ももちろんあります)普段そんなに休みを取れない不動産、住宅の業界では、この流通が鈍くなる時期に「気合で行け~!」というよりは、それならば少し休みましょうかという具合に従業員への配慮をする会社も増えていると思います。同様にお客様も家探しより「夏休み」のことが優先になっていると思います。多くは住宅、不動産の購入層=子育て層でもあると思いますので、他にも理由はいろいろありますが8月下旬からの第二の繁忙期までは一息といった感じになります。

長々と言い訳がましく書きましたが、関東地方が遅い梅雨明けをした数日前から家族で沖縄に行ってきました。私には小学生の息子が3人おりまして、今まで飛行機に乗って旅行に連れていったことが無く、また以前の職場ではお盆休み前に旅行に行けるような連休を取ることができなかった為、良い機会だと思い行ってきました。


美ら海水族館への動線はそのまま沖縄観光の動線

沖縄に行ってきたとは言え普通のコラムを書いてもしょうがないので、不動産・住宅業界の人間目線で一応書いてみます。今回の旅行では空港からレンタカーを借りて自由に行動してよいプランだったのですが、車に乗って最初に目指したのは「美ら海水族館」です。北の旭山動物園、南の美ら海水族館といっても良いくらい全国的に有名なレジャー施設です。25年前に沖縄に行ったときはもちろん有りませんでした。この美ら海水族館って那覇空港から結構遠いんですね・・・どちらかというと行き当たりばったりの我が家が事前に集めた美ら海水族館の情報は、ジンベイザメが2匹くらい居る超人気の水族館という位で、車を運転する私も地図で位置をチラッと見た位でまさか空港から100キロ近くも離れているとは思いませんでした。レンタカー会社の人に下道で行った際の時間を尋ねたら、高速を使っても2時間位掛かると言われすぐに高速道路に乗りました。

それでも高速道路から見る景色は普段建ち並んでいる建物や緑と違い、とても新鮮でほんの一瞬見える海の色はまさに南洋!子供と一緒にテンションが上がっていきました。周りを走る車は「わ」や「れ」といったレンタカーのナンバーばかりで高速道路の終点は大渋滞となっていました。(何故か皆ETCを使っていなくてETCレーンはとても早く出口を通ることができました)一般道では近くに南洋の海を見ることができ、途中沖縄そば屋さんに立ち寄り、無事美ら海水族館に着きました。

美ら海水族館について最初に思ったことは、「これは金掛かってる」でした。なんと夢のない俗物の塊、「家売るオンナ」を毎週見ている方ならばこれだから不動産屋は!と言われるかもしれません。でも凄いんです、美ら海水族館そのものの建築物や公園の街づくりもそうですが、高速道路、高速を降りてからの道の駅や道路の整備状況諸々すべて、都市計画に基づいた都市施設の数々。今調べましたが美ら海水族館を中心とした海洋博公園は昭和51年の博覧会で造られた国営公園なんですね。その国営公園を観光産業が中心となる沖縄でリノベーションしたんですね。結果は大当たり、沖縄の他の産業も活性化していますし、沖縄に旅行に来た人の多くはこの動線に従い観光していると思います。道中かなりの山林側が削られており、少し残念な気持ちにもなりましたが、それだけ産業が活性化されいるのだと思い、子供には「自然を破壊してダメだね」と言われましたが、地元の人の仕事が増えている可能性が高いから、たまに来る旅行者がそのように簡単には言えないと説明しました。


施設は建築から造作物まで日本の類稀な技術がたくさん

国営でのプロジェクトとなれば予算もたくさん取れるのだとは思いますが、上の写真にある水槽は世界最大クラスで、それを作った会社も日本の会社だそうです。そして公園には暑さを和らげるための霧を散布するスプリンクラーのような設備や、沖縄の住宅にも通じるコンクリート造りの建物が景観的にも機能的にも南洋の海に面したその場所にマッチしていました。そしてじんべいざめは2匹ではなく3匹もいたこと、サンゴの海、黒潮の海を再現した水族館は行って良かったと本当に思える施設でした。

続く