お知らせ・コラム

2016.06.12
お知らせ
おひとりさま、いらっしゃ~い

おひとりさまにも住宅購入の勧め

しばらくコラムの更新をしていませんでした。その間は事業用物件のご契約や土地を事業用で購入してもらうなど、いわゆる一般のお客様に住宅を購入してもらうのではなく、投資家の方や同業の方とお仕事をさせていただいておりました。地価の動きは今のところ上昇傾向が続いていて物件の価格はじわじわと上がっているようです。でも、住宅系で売れているのは高い物件よりも勤め人のご家族で一般的な収入や資金の方が買える物件が動いています。弊社の商圏でいくと4千万を下回っている物件ですね。地価や材料の上昇に対してお客様はついて来れないというか、ついて行かないというのが殆どです。実際景気の上昇感は個人レベルまでには降りてこないのが常態化していますね。そんな世の中ですが今日は「おひとりさま」またはこれから結婚をする予定の有るような若いカップルにも住宅購入のお話しをさせていただきます。

「おひとりさま」って言葉聞いたことありますよね。一人カラオケや一人お出かけ、果ては一人焼肉や一人ラーメンなんてのも聞いたことがあります。別に焼肉なんて昔から一人で食べてましたし、ラーメンなんて殆ど一人で食べる食事と思っていましたが、なんでもパーテーションのようなつい立てがあって隣との距離を保つようにできているお店のようですね。とにかく個人主義というか他にも「ぼっち」なんて言葉もあるようですが、メディアでは一人を推奨するというか扇動しているようにも見えます。住まいに関しては「一人暮らし」という言葉が昔からあります。「一人暮らし」を始めるタイミングっていつですか?一般的には親から独立をしようとする時、大学入学時や就職時などでしょうか。昨今では子供が独立し伴侶も他界してしまい結果として「一人暮らし」になることも増えています。若い世代が「一人暮らし」をしようとした時の選択肢としては、賃貸物件を借りることが殆どだと思います。はじめは賃貸物件でも良いのですが、ふと気づくことがあります「家賃ってもったいないな~」と。実際、結婚や生誕などで家族が増えたお客様が家を購入しようと考えるきっかけのひとつに、家賃をずっと払っていくのはもったいないという動機があります。つまりは衣食住の住における金銭の消費先について疑問を抱くことになります。それであれば最初の段階から購入を考えても良いのではないでしょうか。


おひとりさまや若いカップルでも住宅購入の可能性が増えてきた

そうは言っても「住宅や不動産は高いし実際買えるかわからないし敷居が高い」という声もあると思います。たまにテレビなどで女性のおひとりさまがマンションを購入することが増えている、と一定のスパンで促しています。あれは主に新築マンションを売る話が多いので、結果高い物件になるし仮に家族が増えた時に価格が大きく下がっていると売却損が発生してしまい売るに売れずなんてこともあり得ます。だからここで私がお勧めしたいのは中古のマンションです。中古のマンションは現況売買が中心の為、買った人が物件をリフォームすることが原則になります。そうすると購入費用以外にリフォーム費用も捻出する必要があり、銀行によってはその分の貸付をしてくれない可能性もあります。また安い物件となるとそもそも古かったり汚かったりするので、現況のままだと直感的に購入意欲が下がってしまいがちでです。でも最近はフルリフォームやリノベーションと言った新たな考えの元、新たな価値を付けた物件が増えています。そしてその物件は今までのように高い物ばかりではなくお一人様や若いご夫婦でも買える可能性があります。上の写真は築36年のマンションですが内装に関しては全てを新装している為、新築と殆ど代わり映えしません。そしてJR南武線「久地」駅から徒歩3分という好立地です。おひとりさま、または若いカップルであれば仕事中心の生活になるでしょうから利便性は大切ですし、そもそも資産性のポイントとして駅からの距離は重要です。


重要なのは支払いに無理をしない範囲で買える物件

今回のようなケースで住宅・不動産を購入しようとする場合、永住を前提にしていません。あくまでもお一人または若い時という早い段階で不動産を持ち、場合によって売却を前提としています。購入をした場合には賃貸物件と違い、支払った全てのお金が貸主に行くわけではなく売却をすることにより、買った金額のいくらかが却ってきます。但し1980年代のように買った不動産が値上がりをして売却益が出るような想定をしてはいけません。実際に11~13年前位の不動産を売却すると売却益もしくは買った時の値段とトントンなんてケースも出てはいますが稀です。しかし0円というケースも聞いたことは有りません。上手くいけばローンの借り換えなどを行い人に貸すということもできます。

上の駅から3分の物件は金額が1,598万円です。住宅ローンは金融機関によって35年まで融資をしてくれます。そして昨今のマイナス金利現象により金利の優遇を受けることができます。仮に全額を借りることができ35年払いで金利を変動金利2.475%からマイナス1.7%優遇を受けた場合、支払いは約4万3千円になります。そこに管理費と修繕積立金1万7千円を足すと支払いは6万円です。間取りは1LDKですのでお一人またはお二人までが快適に暮らせる広さです。もし賃貸のマンションに駅3分で新築に住もうとした場合、この金額では借りることは難しいでしょう。こつこつ貯めてから時期がきたら家を買おうというのも悪くありませんが、社宅などで極端に賃料が安い物件に長く住めるようなケースでなけらばなかなか自己資金は貯まりづらいことも事実ですので、このような考え方もあるというお話をさせていただきました。


今、おひとりさまが住宅・不動産を購入するメリット

・物件がお手頃でいて内装は新築同様の物件が増えている
・フルリフォーム、リノベーションされた物件はアフターサービスの保証が付いていることもある
・住宅ローンの金利が安く借りることができる
・物件によっては住宅ローン控除という税金の還付が受けられる
・不動産の価値は下がるものの0円になることは考えづらい
・賃貸と違い原則連帯保証人を必要としない

おひとりさまが住宅・不動産を購入した場合のデメリット

・購入になると頻繁には引っ越しを繰り返せない
・売却に関するリスクは残る(必ず売れるとか高く売れるとは限らない)
・固定資産・都市計画等の税金支払い義務が発生する
・購入時には諸費用も必要になる

デメリットに関しては持つことによって発生するリスクや義務ですのでデメリットとは言えませんが持っていない人には無い事です。