2015年不動産・住宅業界を振り返って

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横浜の大型マンションに端を発した地盤調査のデータ偽装

1年が過ぎるのって「あっ」という間だよ特に40過ぎてからは、なんて言いますがホントですね。しかもそのスピードが年々早まっています。私なんか16年勤めた会社を退職することになってそこから会社を立ち上げる準備をし、立ち上げてからの時間の流れと言ったら今までに経験したことが無いかもしれません。

と言うことで私の1年を振り返ると色々とあるのですが、この業界も色々ありましたね。ネガティブなお話しは当事者にとって現在進行形であり過去形にしてはいけないのですが、やっぱり印象に残ってしまうのは大型マンションの地盤調査データ偽装からの杭が支持層に到達していなくての結果不同沈下(ふどうちんか)を起こしてしまったお話。どれだけ「の」が付くのかというように二重、三重に不正というか適当で雑な仕事が行われたんだと思います。そのマンションはブランドとしてはトップクラス。お客様は物件の場所や価格、仕様、規模などを購入条件の材料にすると思いますが、その中には「ブランド力」もあると思います。このブランド力は長年培ってきたものであり、いくら大手だといっても時間を掛けて良い仕事をしてこないと簡単に付く力ではないですね。でもそれこそ「あっ」という間に落ちてしまうくらいのできごとでした。私も含めて日本人はブランドには弱いですから・・・(私個人の主観です、そうじゃない人すみません)

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では、どうやったらそういう物件を買わないようにできるか

「家を買わないこと!」では答えになりませんね。でも今回のデータ偽装見破れないですよね、データが違う物なわけだし深い杭が支持層に達しているかを目視することもできません。販売している営業マンだって偽りの無い気持ちで「データがこうでこれだけの杭施工をしているから安心です」「安心のブランド○○です」って言っていたでしょうし、それを信じてお客様は買っていたでしょう。一戸建ての施工中物件を買ったり注文建築を建てて、杭を打っている場所が見れれば良いかもしれませんが、それでも支持層に達しているかどうかなんて判りません。今回の件は明らかな瑕疵(かし)ですから作り手、売り手に全ての責任があって、あれだけの大きな責任を負えるところが大手の良いところでは有るのでしょうが、住んでいる人の生活が変わってしまうのは明らかです。

住宅・不動産を買うこと自体リスクになってしまうがリスクをゼロにすることは難しい

私の予想では今回の件でまた法律が変わり、重要事項説明という不動産を契約する前に行う説明の項目が増え、お客様にとっては理解をするのが大変になると思います。でも誰もが大きな瑕疵になる物件は買いたくは無いでしょうし、きっと生活を良い方向に変えたい為に家を買うのに、悪い方に変えてしまったら身も蓋もありません。それであれば家を買うためにはお客様も不動産や建物について、少しでも理解ができるようになった方が良いと思います。そしてブランドだけでは「いい家」とは限らないということです。そこで例えば「重要事項説明」ってどんなことが書いて有るのかとか、その内容を作成する為にどのようなことをやっているか、などもここに書いていきます。今回は大手のマンションですから買う前からどこどこのマンションということがわかっているものですけれど、新築の一戸建て住宅だと大手以外はどこどこの家っていうところまで買うまでは判らないことの方が多いのです。新築一戸建て住宅も売主(施工主)によって違いがあります、その違いなども伝えていければいいなと思っています。

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来年も不動産・住宅業界ではいろいろ事が起きるかもしれませんが、私にとっても業界にとっても良いことが起きて欲しいと願っています。

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